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フリーランスボードとクラウドワークスをAI案件で比較【2026年版】"検索型"と"クラウドソーシング型"、仕組みの違いから見る最初の1社

AI副業・収益化
フリーランスボードとクラウドワークス、2つの異なる仕組みでAI案件を探す会社員をイメージした概念図

AI案件で独立を目指すとき、名前が挙がるのはたいてい「クラウドワークス」と、AIマッチ機能で話題の「フリーランスボード」の2つです。どちらも「AI案件が探せるサービス」として並べて語られがちですが、実はこの2つ、案件の探し方の仕組みがまったく違います。

クラウドワークスは自分でクライアントの募集に応募するクラウドソーシング型。フリーランスボードは100社超のエージェントの案件を一つの検索窓で横断する検索プラットフォーム型です。この違いを知らずに「手数料が安いから」「単価が高そうだから」で選ぶと、未経験なのに実務経験必須の案件ばかりが表示されて手が止まる、といったミスマッチが起きます。

この記事では、手数料・AI案件の単価・案件の取りやすさの3軸で両者を比較し、独立を目指す会社員が今のフェーズで最初に登録すべき1社を判断できるようにします。

01そもそも"型"が違う:応募するか、検索されるか

比較の前に押さえておきたいのは、この2つが同じ土俵のサービスではないということです。

クラウドワークス クラウドソーシング型。案件を自分で検索し、提案文を送って選ばれる「応募型」。実績ゼロでも今日から着手できるタスク形式もある。
フリーランスボード 検索プラットフォーム型。100社超のフリーランスエージェントの案件を横断検索し、気になる案件から各エージェントに送客される「エージェント型」。
クラウドソーシング型(案件を自分で選び応募する仕組み)とエージェント横断検索型(多数のエージェント案件を1つの検索窓に集約する仕組み)の違いを表した概念図
左:クライアントに直接応募するクラウドソーシング型/右:多数のエージェントを横断検索するアグリゲーター型

クラウドワークスは、ライティングやデータ入力、AI画像生成といった軽作業から、ITエンジニア向けの「クラウドワークス テック」というエージェント型サービスまで、実は幅の広いグループです。一方フリーランスボードは、対象がほぼITエンジニア・IT専門職に絞られており、登録すると「AIマッチ」機能がスキル・経験年数・稼働条件を解析し、適合度の高い案件をレコメンドしてくれます。

他のクラウドソーシング(ランサーズ・ココナラ)も含めた手数料・単価比較は、クラウドワークス・ランサーズ・ココナラをAI案件で徹底比較した記事で詳しく検証しています。フリーランスボード単体の評判・退会方法などの実態はフリーランスボードの評判を一次情報で検証した記事にまとめました。

フリーランスボード×クラウドワークス AI案件 比較早見表(2026年8月時点・筆者調べ)
項目クラウドワークスフリーランスボード
仕組み応募型クラウドソーシング(+タスク形式)エージェント横断検索プラットフォーム
契約の主体クライアントと直接契約提携エージェント経由で企業と契約
対象職種ライティング・データ入力・画像生成〜ITエンジニアまで幅広い主にITエンジニア・IT専門職
未経験の始めやすさ◎(タスク形式で即日開始可)△(実務経験を求める案件が多い)
利用料ワーカー側が成果報酬から負担無料(エージェント側が負担)

02手数料で比較する

クラウドワークスは「ワーカーが受け取る報酬からシステム利用料が差し引かれる」方式です。タスク形式は一律20%、プロジェクト形式・時間単価制は契約金額に応じた段階制で、10万円以下の部分は20%、10万円超20万円以下の部分は10%、20万円を超える部分は5%となっています。振込手数料は楽天銀行で税込100円、他行で税込500円が別途かかります(急ぎで出金したい場合のクイック入金オプションは3.5%)。

フリーランスボードは、検索プラットフォームとしての利用そのものは完全無料です。フリーランスボードが企業側からエージェントに支払われる紹介料の一部を受け取る仕組みのため、登録者が検索・応募に使う分にはコストがかかりません。ただし、実際に契約した後の支払いサイトや源泉徴収の扱いは提携先のエージェントごとに異なるため、案件詳細ページで個別に確認する必要があります。

手数料だけ見ると

フリーランスボードの方が「利用者負担ゼロ」という点で有利に見えます。ただし手数料の低さは手取りの一部でしかありません。次の「単価」を合わせて見ないと、実際にどちらが手元に残るお金が多いかは判断できません。

03AI案件の"単価"で比較する

クラウドワークス:AI関連は伸びているが、幅も広い

クラウドワークス公式が2023年に公表したデータでは、生成AI関連の契約案件数は前年同月比8.4倍に急増し、契約単価も他業務の平均1.8倍(ITエンジニア職では3.5倍、非IT技術者職では6.8倍)という伸びを見せました。やや古いデータですが、その後も「AI」「生成AI」「ChatGPT」といったキーワードを含む案件掲載は増加傾向が続いているとする指摘が複数の業界メディアで見られます。ただしこれはあくまでクラウドソーシング全体の中での相対的な伸びで、絶対額としては軽作業〜中級案件が中心です。

クラウドワークスは実はこの主力サービスとは別に、「クラウドワークス テック」というITエンジニア向けのエージェント型サービスも運営しています。案件情報を扱う比較サイトでは月80万円台の高単価案件も紹介されており、ここだけを見ればフリーランスボードと同じ「エージェント型」の土俵になります。社名だけで比べると、実は比較対象がずれていることがある点には注意してください。

フリーランスボード:平均単価76.4万円、AI関連職種が急伸

運営元のINSTANTROOM株式会社が2026年7月に公表した最新データでは、フリーランスボードで検索できる案件の平均単価は76.4万円で、「AI関連職種が急伸」していると発表されています。案件はITエンジニア中心の常駐・リモート業務委託が主なので、単価水準はクラウドワークスの軽作業案件とは一桁違います。

夜のオフィスで複数のモニターに向かいAIツールを使いながら独立の準備を進める会社員のイメージ
単価の桁が違う2つのサービスを、フェーズに応じて使い分けるのが現実的な戦略

つまり「どちらが高単価か」という比較は、実務経験を問われるエージェント型案件(フリーランスボード、クラウドワークス テック)と、未経験でも入れる軽作業案件(クラウドワークス本体)を同じ土俵で比べているだけで、そもそも成立しにくい問いです。単価をどう上げていくかの考え方はAI副業の収益化は「価格設定」で決まる|相場観・値上げ交渉ガイドで詳しく解説しています。

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04案件の"取りやすさ"で比較する

単価と並んで重要なのが「今の自分が実際に取れる案件かどうか」です。

クラウドワークス:未経験でも今日から始められる

クラウドワークスには応募不要の「タスク形式」があり、アンケートやデータ入力、AI学習用データの作成などは実績ゼロでも着手できます。検索窓に「AI歓迎」「ChatGPT可」といったキーワードを入れれば、生成AIの利用が許可されている案件だけを絞り込むことも可能です。まずは実績と評価を作る"入口"として設計しやすいサービスです。

フリーランスボード:登録は簡単、でも案件応募には壁がある

フリーランスボードへの登録自体はGoogleアカウントでログインし、入力項目も4つ程度とシンプルです。ただし個々の案件に応募する段階では提携エージェントによる選考・面談があり、案件ごとに「実務経験〇年以上」といった条件が設けられているケースが多く見られます。未経験のうちは、検索してもそもそも応募できる案件が限られてしまう点は理解しておく必要があります。

注意

実務経験ゼロの状態でフリーランスボードだけに登録すると、「検索はできるのに応募できる案件がほとんどない」という空振りが続きやすくなります。まずクラウドワークスなどで実績を作ってから使う方が、ミスマッチを避けられます。

05結局、最初に登録すべきなのはどっちか

AI案件の実務経験がどの段階にあるかで、最初の1社は変わります。

フェーズ1
未経験・会社員でこれから

クラウドワークスのタスク形式やAI歓迎案件から入り、実績とポートフォリオを作る。数件の納品実績ができるまでは、ここに集中するのが近道。

フェーズ2
実務経験・実績が少しある

クラウドワークスで実績を維持しつつ、フリーランスボードにも登録してAIマッチのレコメンドを定期チェック。応募できる案件が徐々に増えてくる段階。

フェーズ3
即戦力エンジニア・専門職

フリーランスボードで複数エージェントの高単価案件を横断比較するのが効率的。クラウドワークス テックのようなエージェント型サービスも選択肢に加えてよい。

1
クラウドワークスでAI軽作業から実績を作るタスク形式・AI歓迎案件で、まず3〜5件の納品実績を作る
2
実績・ポートフォリオを整える納品物と成果を言語化し、応募文・職務経歴の形にまとめる
3
フリーランスボードにも登録し、横展開するAIマッチのレコメンドを見ながら、実務経験を積み重ねて単価帯を引き上げる
この記事の結論

未経験のうちはクラウドワークスで実績を作り、実務経験ができてからフリーランスボードで横展開する、という段階的な使い分けが最も理にかなっています。どちらか一方だけで完結させようとせず、フェーズに応じて併用するのが現実的です。AI副業そのものの始め方を体系的に押さえたい人はAI副業の始め方|初心者がつまずく7つの瞬間を先回りで解決する実践ガイドも参考にしてください。

案件に応募する前に、スキルの土台を固めておきたい人へ
実務経験が浅いうちは、案件と並行してAIスキルの解像度を上げておくと選考通過率が変わります
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06併用する場合の注意点

クラウドワークスとフリーランスボードは仕組みが違うサービスなので、両方に登録すること自体は問題ありません。むしろ「実績作りの入口」と「単価アップの出口」を分けて考えると、併用した方が合理的です。

ただし収入源が複数になると、確定申告や経費管理の負担も増えます。クラウドワークスでのAI関連の支出(ChatGPTなどのツール課金)を経費にできるかどうかはAI副業の経費はChatGPT課金もOK?会社員のための按分・勘定科目・領収書ガイドで解説しているので、案件を取り始める前に一度目を通しておくと後がラクになります。

07よくある質問

クラウドワークスで稼げないのはなぜですか?

多くの場合、原因はタスク形式のような低単価案件から抜け出せていないことです。クラウドワークスは初心者向け案件が豊富なぶん、文字単価の低いAIライティング案件などに留まると時給換算で数百円になってしまいます。タスク形式は実績5件程度までの助走と割り切り、その後はプロジェクト形式への応募や単価交渉に軸足を移すことが、抜け出す鍵になります。

クラウドワークスでAIを使うとどうなりますか?

生成AIの利用自体は多くの案件で許容されていますが、案件によっては「AI使用禁止」と明記されているケースもあります。契約前に案件詳細ページの利用条件を必ず確認し、指定がない場合もクライアントに一言確認してから使うとトラブルを避けやすくなります。無断でAI生成物を納品して発覚すると、契約解除や評価低下につながる可能性があります。

クラウドワークスはやめたほうがいいですか?

「稼げない」という評判の多くは、タスク形式など低単価な案件に留まった場合の話です。生成AI関連の案件は他業務より単価が伸びている領域でもあり、実績作りの入口として割り切って使うなら十分に有効です。長期的に高単価を狙うなら、実績ができた段階でフリーランスボードのようなエージェント型サービスに横展開する前提で使うのがおすすめです。

フリーランスボードは未経験でも登録できますか?

登録自体はGoogleアカウントで数分あれば完了し、誰でも可能です。ただし個々の案件に応募する段階では提携エージェントの選考があり、実務経験を求める案件が多いため、未経験のうちは応募できる案件が限られます。まずクラウドワークスなどで実績を作ってから登録する方が、案件とのミスマッチを避けられます。

フリーランスボードとクラウドワークスは両方登録してもいいですか?

問題ありません。仕組みが違う2つのサービスなので、併用して情報源を増やす方が合理的です。クラウドワークスで実績と収入を作りながら、フリーランスボードのAIマッチで自分に合う高単価案件が出ていないか定期的にチェックする、という使い方が現実的です。

08まとめ

どちらのサービスも登録は無料です。まずは自分の今のフェーズに合う方から、今日プロフィールを作るところから始めてみてください。


参考・出典

  • クラウドワークス公式 P-Journal「クラウドワークスの手数料・システム利用料を解説」 — https://crowdworks.jp/p-journal/archives/1802/
  • 株式会社クラウドワークス プレスリリース「クラウドワークス、生成AI関連の契約案件数 昨年比8.4倍に」(2023年11月公表) — https://crowdworks.co.jp/news/h1-9rx695-44/
  • フリーランスボード公式サイト — https://freelance-board.com/
  • Yahoo!ニュース(INSTANTROOM株式会社 PR)「【2026年7月】フリーランス案件の平均単価は76.4万円、AI関連職種が急伸」 — https://news.yahoo.co.jp/articles/0414ee2317bd28250a5528406618a0276325dcc9
福朗
福朗

AI副業の実践者 / メディア運営。AIを活用した業務自動化と副業の仕組み化について発信しています。

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