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Claudeのカスタム指示 設定方法|仕事で効かせる書き方と個人設定・プロジェクトの使い分け【2026年8月版】

福朗(AI副業の実践者 / メディア運営)

Claudeのカスタム指示設定ガイドを表すイメージ。紫からピンクへのグラデーションで光るチャット画面のUIパネルと、設定方法ガイドという見出し文字

ChatGPTでもClaudeでも、チャットを開くたびに「私は会社員で、副業で〇〇をやっていて…」と同じ前提を打ち込んでいませんか。

その手間、Claudeのカスタム指示を設定すれば消えます。ただしClaudeのカスタム指示には「個人設定」と「プロジェクト単位」の2種類があり、どちらに何を書くかを間違えると効果が半減します。

この記事では、Anthropic公式ヘルプで仕様を確認しながら、2026年8月時点の設定手順・「効く」指示文の書き方5原則・そして複数のAIツールを掛け持ちする会社員が実務で使えるユースケース別テンプレートまでまとめました。

カスタム指示には「個人設定」と「プロジェクト単位」の2種類がある

Anthropic公式ヘルプ「Understanding Claude's personalization features」によると、Claudeのパーソナライズ機能は大きく3つに分かれます。

本記事で扱うのは主に前者2つです。まずはこの2つの違いを整理します。

個人設定とプロジェクトの指示、何が違うか
 個人設定(Instructions for Claude)プロジェクトの指示(Project instructions)
適用範囲すべてのチャットに常時効くそのプロジェクト内のチャットだけに効く
向いている内容職種・トーン・口調など、業務を問わず毎回説明していること特定の業務・案件だけに関係するルール
ナレッジ添付できない(会話ごとに毎回添付が必要)プロジェクトのナレッジベースに保存でき、そのプロジェクトの全チャットで共有される
利用条件全プランで利用可プロジェクト自体は無料アカウントでも作成可(最大5個)。有料プランは上限なし

迷ったときの判断基準はシンプルです。「これはどの会話にも当てはまるか?」と自問し、当てはまるなら個人設定に、特定の仕事にしか当てはまらないなら該当のプロジェクトに書く。会社員をしながら副業を持つ人ほど、本業用・副業用・学習用など役割が複数に分かれるため、プロジェクト単位を積極的に使うメリットが大きくなります。

なお、公式ヘルプは個人設定とプロジェクト指示が矛盾した場合の優先順位までは明記していません。両者の内容が食い違わないよう、個人設定には「誰にでも当てはまる最低限の前提」だけを置き、業務固有のルールはプロジェクト側に寄せておくのが実務上のトラブルを避けやすい書き方です。

設定手順を3ステップで(2026年8月時点のUI)

複数のぼやけたアプリウィンドウの中で、1つのノートPCとUIカードだけに紫色のスポットライトが当たっている概念図。1つの役割に絞ることの重要性を表している
1

個人設定を開いて書く

画面左下の自分のアイコン(イニシャル)をクリック→「設定」→「Instructions for Claude」の欄に記入します。PCのブラウザ版・スマホアプリ(iOS/Android)のどちらからでも同じメニューから設定できます。

2

プロジェクトを作り、指示とナレッジを紐づける

claude.ai/projectsから「新しいプロジェクト」を作成→名前を付ける→プロジェクト画面から「Set project instructions(プロジェクトの指示を設定)」でルールを記入→右側の「+」からナレッジ(ファイル・テキスト)を追加します。公式ヘルプでは「プロジェクトのナレッジベースに追加しない限り、チャットをまたいで文脈は共有されない」と説明されており、繰り返し参照させたい前提情報は指示文だけでなくナレッジ側にも置いておくと安定します。

3

反映タイミングを確認する

指示を変更しても、開きっぱなしの既存チャットには反映されにくい場合があります。大きく指示を書き換えたときは、一度新しくチャットを開始して意図通りに動くか確認してください。

文字数の上限について、公式ヘルプは明確な数値を示していません。ただし個人設定・プロジェクトの指示ともに、送信するメッセージのたびにトークンとして消費される仕組みのため、書けば書くほど本来の作業に使える余地が減ります。海外の実践者の間では「500 words(日本語なら800〜1,000字程度が目安)以内」に収める、という声が多く、本サイトでも同程度を目安にすることをすすめます。

「効く」指示文の書き方、5つの原則

プロジェクトを作っただけでは効果は出ません。指示文の中身が肝心です。実践者の解説記事から共通して見えてくる原則を5つに整理しました。

原則1

背景と要求をセットで書く

「自分はこういう背景・レベルにある」+「だからこう対応してほしい」を対で書くと、Claudeが判断基準を持てます。要求だけを書いても、何を基準に応えればいいか伝わりません。

原則2

自己紹介レベルの簡潔さ

得意分野は固有名詞で済ませて薄く、疎い分野は少し厚めに説明する。「新学期の自己紹介」くらいの分量にとどめるのが目安です。全部を懇切丁寧に書こうとしない。

原則3

禁止事項を先に書く

「〜しないでください」を指示の前半に置くと、後段の要求よりも優先して認識されやすい、というのが多くの実践者が報告する経験則です。誇大表現の禁止や機密情報の扱いなど、外してはいけない制約から書き始めます。

原則4

出力フォーマットを数値で指定する

「いい感じで」ではなく「ですます調・300字以内・箇条書き中心」のように、数値と形式で指定すると出力が安定します。曖昧な形容詞は、Claudeにとっても人にとっても解釈がぶれる原因です。

原則5

1プロジェクト=1つの役割に絞る

「何でもできるアシスタント」として設定すると出力はぼやけます。「副業ライティング専用」「経理の下書き専用」のように役割を1つに絞ったプロジェクトを、用途の数だけ分けて作るほうが安定します。

BEFORE(効きにくい例) 私はマーケティング関係の仕事をしています。わかりやすく教えてください。
AFTER(効く例) BtoB SaaSの中小企業向けにメールマーケティングを担当。CTRやMQLなどの専門用語は説明不要。回答は「結論→理由→具体アクション」の順で、300字以内・箇条書き中心にしてください。断定できない数値は「要確認」と明記してください。

仕事効率化ユースケース別テンプレート(会社員×副業)

紫色とピンク色の2つの光るパズルピースが中央で1つに結合していく概念図。背景と要求を組み合わせて1つの指示文にすることを表している

ここからは、実際にプロジェクトを分けて使う想定のテンプレートです。そのまま自分の状況に書き換えてコピーしてください。

Template A:副業ライティング(ブログ・SEO記事執筆)用プロジェクトプロジェクト指示
役割:SEO記事のたたき台作成アシスタント
背景:会社員をしながら副業でAI・キャリア系ブログを運営。読者は20〜30代の会社員。
要求:
・結論を最初に書く(PREP法)
・見出しはH2/H3で論理的に構成する
・断定できない数値・最新情報は「要検索確認」と明記する
・「必ず稼げる」など誇大表現は使わない
出力形式:Markdown、見出し+本文

記事の構成案づくりと下書きの高速生成では向いているモデルが違います。長文構成の精度を優先するか速度を優先するかの判断は、Claude Opus 4.7とSonnet 4.6の使い分け完全ガイドで詳しく解説しています。

Template B:副業の経費・記帳の下書き作成用プロジェクトプロジェクト指示
役割:副業の経費仕訳の下書き作成サポート
背景:副業はコンサル・ライティングが中心。事業用口座と生活口座がまだ完全には分かれていない。
要求:
・勘定科目は候補を2つまでに絞って提示し、最終判断は聞かれるまでしない
・按分が必要そうな支出には「按分要検討」と付記する
・個人情報・取引先の実名は書かない(マスキングしてから貼る前提で対応する)

記帳そのものをどう運用に落とし込むかは、個人事業主の記帳をAIで自動化する運用設計で3層仕分けと週15分ルーティンを紹介しています。

副業の次の一手

身につけたAI活用スキルを、副業の案件につなげるなら

カスタム指示で作業スピードが上がったら、次は案件獲得の段階です。登録無料で今すぐ案件を検索できます。

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Template C:本業のメール・提案書ドラフト用個人設定
私は法人営業を担当。メールは結論から書き、署名は会社フォーマットに合わせて省略してよい。
提案書のたたき台は「課題→解決策→次のアクション」の3段構成にし、上から読んで3秒で要点が分かる書き方にしてください。

本業の前提は毎回変わらないため、プロジェクトではなく個人設定に置くのが向いています。

Template D:AI活用スキルの棚卸し・学習ログ整理用プロジェクト指示
役割:AI活用スキルの学習ログ整理と可視化のサポート
背景:Claude・ChatGPTなど複数ツールを使い分けて副業をしている。何がどれだけ身についたか把握できていない。
要求:
・週次で「使ったツール/解決した課題/再現できる手順」の3点を箇条書きで整理する
・同じ課題を繰り返し検索している場合は指摘する

課金しているツールが実際に効果を出しているかの判断は、AIツールROI計算ガイドの5ステップ診断が使えます。

補足:チャット操作の外にも選択肢がある

ここまではすべてチャットUI上での設定です。定型業務そのものを自動処理まで持っていきたい場合は、Claude APIを使った自動化も選択肢になります。詳しくはClaude API活用法完全ガイドで扱っています。また、カスタム指示が「常時オン」なのに対し、トーンや出力形式を必要な場面だけ切り替える「Skills」という機能も追加されています。こちらの実践的な使い方はClaude Skillsの使い方で改めて扱う予定です。

もう一段深めるなら

カスタム指示だけでなく、生成AIの使い方を体系的に学ぶ

自己流の指示づくりに限界を感じたら、体系立てて学ぶという選択肢もあります。まずは無料相談から。

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会社員が気をつけたい情報管理・セキュリティ

紫色に光る南京錠が書類とカードのアイコンを守っており、周囲をピンク色の盾のアウトラインが囲んでいる概念図。情報管理とセキュリティを表している

よくある質問

カスタム指示と、毎回入力するプロンプトは何が違いますか?
プロンプトはその回1回限りの指示、カスタム指示は「これから先ずっと(またはそのプロジェクト内でずっと)」効き続ける前提条件です。毎回書くのが面倒な自己紹介・トーン・禁止事項をカスタム指示にまとめておけば、プロンプト自体は本題だけに集中できます。
無料プランでもカスタム指示・プロジェクトは使えますか?
使えます。個人設定のカスタム指示はプラン共通で、プロジェクト機能も無料アカウントで利用できます。ただしAnthropic公式ヘルプによると、作成できるプロジェクト数は無料アカウントで最大5個までという制限があります。用途が増えてきたら、有料プランへの移行や既存プロジェクトの整理を検討することになります。
指示を書いたのに反映されている気がしません。なぜですか?
よくある原因は2つです。①指示を変更した後、開きっぱなしの既存チャットには反映されにくいため、新しくチャットを開始して確認する。②個人設定とプロジェクトの指示の内容が矛盾している、あるいは指示が長すぎて要求が埋もれている。まずは指示を短く・具体的に整理し直すのが近道です。
ChatGPTのカスタム指示と何が違いますか?
仕組みとしては近く、どちらも「常時適用される前提条件」を設定する機能です。大きな違いは、Claudeには個人設定に加えて、業務ごとにナレッジベースと指示をセットで管理できる「プロジェクト」という単位がある点。複数の副業・案件を掛け持ちする働き方には、Claudeのプロジェクト単位の管理が向いている場面が多くあります。
プロジェクトを用途ごとに分けすぎると管理が大変になりませんか?
分けすぎ自体は大きなデメリットになりにくいです。無料プランの上限5個に達したら、使っていないプロジェクトを整理すればよいだけです。むしろ逆に、1つのプロジェクトに複数の役割を詰め込むほうが出力がぶれる原因になります。迷ったら「役割の名前が一言で言えるか」を基準に分割してください。

まとめ

Claudeのカスタム指示は、個人設定=全チャット共通のプロフィール、プロジェクト=業務ごとの専用ルール+ナレッジ、という2層構造で理解すると迷いません。書き方は「背景と要求をセットで・自己紹介レベルの簡潔さで・禁止事項を先に・出力フォーマットを数値で指定し・1プロジェクト1役割に絞る」の5原則が軸になります。

複数のAIツールを掛け持ちしながら副業をしている会社員ほど、このひと手間で「毎回の説明コスト」がゼロに近づく恩恵は大きいはずです。まずは自分が一番よく使う1つの用途から、プロジェクトを1つ作ってみてください。

福朗
福朗

AI副業の実践者 / メディア運営。AIを活用した業務自動化と副業の仕組み化について発信しています。

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