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AI副業のポートフォリオ作り方|実績ゼロ・未経験から「架空案件」で提案を通す7ステップ

· 著者: 福朗
AI副業のポートフォリオ作り方を表すダーク紫のアイキャッチ画像。ノートPCとAIが生成した作品サムネイルが並ぶイメージイラスト

「AI副業を始めたいけど、実績がゼロだから提案しても通らない気がする」——この記事はそんな人のための、実務未経験でも今日から作れるポートフォリオの手順書です。

結論から言うと、実績がなくてもポートフォリオは作れます。クラウドワークスやランサーズで評価されるのは「過去に何をやったか」より「今、何ができるか」だからです。この記事では、架空の案件を自分で設定して作品を作る具体的な手順、公開先の比較、そしてAIで作ったことが見破られて不採用にならないための工夫までを、職種未経験の人でも真似できる形で解説します。

実績ゼロでもポートフォリオが必要な理由

まず前提として、AI副業の案件市場そのものが広がっています。クラウドワークスが公表した調査によれば、2022年12月〜2023年11月の1年間で生成AI関連の契約案件数は5,832件に達し、前年同月比で8.4倍に増加しました。しかも生成AI関連案件の単価は、それ以外の案件と比べて平均1.8倍高いというデータもあります。案件自体は増えているものの、応募者側も増えているため、「何ができる人か」を一瞬で伝える材料がないと埋もれてしまうのが実情です。

1.84倍

アドネスラボの調査(N=27,272)では、副業でAIを活用している人の月収は平均46,010円、活用していない人は25,066円。差は月20,944円、年間では約25万円にのぼります。AIを使えること自体が収益差を生んでいるというデータです。

ここで重要なのは、この差を生んでいるのは「実績の量」ではなく「AIを使って何を作れるかを見せられているかどうか」だという点です。実務経験がなくても、AIツールを使って自分で作った成果物を並べれば、それは立派な実力証明になります。

ポートフォリオに何を載せる?「架空案件」という考え方

未経験者向けのポートフォリオ指南でよく出てくるのが「架空案件」です。これは、実在のクライアントがいなくても、自分で「こういう依頼があったと仮定して」条件を設定し、成果物を作る方法です。Webデザイン業界の未経験者向け指南でも、実績ゼロの状態からでも架空のプロジェクトを設定し、工夫やプロセスを丁寧に伝えることで評価される作り方が広く紹介されています。AI副業でも考え方はまったく同じです。

架空案件で作るときに意識すること

ただし、架空案件をでっち上げるだけでは弱いポートフォリオになります。次の3点を必ずセットにしてください。

載せてはいけないもの・避けたいもの

  • 他人の著作物やクライアントの機密情報が含まれる素材(許諾がないものは掲載NG)
  • 実在の企業名を無断で「実績」として使う架空エピソード(誤解を招く記載は信頼を落とす)
  • 個人情報(本名・住所・電話番号など、必要以上の情報)
  • AI利用について一切触れず、すべて自作であるかのように見せる記載(後述の通りリスクが大きい)
ポートフォリオページに含めるべき要素を示した図解。架空案件の説明、使用したAIツール、Before/Afterの制作プロセス、自己紹介とスキルセット、連絡先の5つのブロックが並んでいる
実績ゼロのポートフォリオでも欠かせない5つの要素

AI副業と一口に言っても、ジャンルによって求められるポートフォリオの中身は変わります。まだ何を副業にするか決めていない場合は、先に方向性を固めてから作品作りに入ると遠回りになりません。AI副業の始め方の全体像を先に確認しておくと、どのジャンルで架空案件を作るべきかが決めやすくなります。

実践7ステップ:ポートフォリオの作り方

  1. 得意分野を1つに絞る

    「AIライティング」「画像生成」「プロンプト設計」「業務自動化」など、最初から手を広げすぎないことが重要です。ジャンルを絞った方が、次のステップで作る架空案件のクオリティを上げやすく、採用側にも「何の専門家か」が伝わりやすくなります。

  2. 架空クライアントの設定を作る

    「業種」「悩み」「予算感」「納期」まで具体的に決めます。抽象的な「〇〇を作りました」ではなく、「個人経営のカフェが月2万円でSNS運用を外注したい、という想定」のように条件を作ることで、成果物に一貫性が生まれます。

  3. AIツールで成果物を3〜5点作る

    1ページにつき1〜2作品、全体で10〜20点が理想という指南もありますが、未経験からの初回ポートフォリオでは無理に数を揃える必要はありません。まずは異なる切り口の3〜5点を、質を落とさずに作り切ることを優先してください。

  4. プロセス(工程)も見せる

    完成品だけを並べると「AIに丸投げしただけ」に見えられがちです。使ったプロンプトの要点、修正した回数、こだわった点をひとこと添えるだけで、思考のプロセスが伝わり評価が変わります。

  5. 自己紹介とスキルセットをまとめる

    基本情報(氏名・活動名・簡単な経歴)、使えるツール(ChatGPT・Claude・Canvaなど)、対応可能な業務範囲、連絡先(仕事用)の4つは最低限まとめておきます。長い自分史は不要で、依頼者が「発注できるかどうか」を判断できる情報に絞ります。

  6. 公開先を選ぶ

    note・Canva・GitHub Pagesなど選択肢は複数あります。次章で比較しますが、迷ったら「今すぐ無料で公開でき、更新もしやすい場所」を選ぶのが未経験者には向いています。

  7. 提案文とセットで運用する

    ポートフォリオは単体で見られることは少なく、多くの場合クラウドソーシングの提案文に添付リンクとして使われます。提案文の書き方とポートフォリオの内容がちぐはぐだと逆効果になるため、応募する案件のジャンルに合わせてポートフォリオ内の作品の並び順を変えるひと手間も効果的です。

得意分野を絞る、架空クライアント設定、AIツールで制作、プロセス公開、自己紹介、公開先選定、提案文とセット運用という7ステップを矢印でつないだフロー図
実績ゼロからポートフォリオを作るまでの7ステップ

クラウドワークスとランサーズで「見せ方」を変える

同じポートフォリオでも、応募先のプラットフォームによって重視される点が違います。クラウドワークスは「未経験可」「初心者歓迎」と明記された案件が比較的多く、ポートフォリオが未整備でも応募できる案件が見つかりやすい傾向があります。一方でランサーズは「実績必須」「ポートフォリオ提出必須」と明記された案件が多く、専門性の証明を求められやすいとされています。最初にどちらで実績を積むかによって、ポートフォリオに載せる作品の作り込み度合いを変えるとよいでしょう。

案件を探すプラットフォームそのものの違いをまだ比較していない場合は、フリーランスボードとクラウドワークスをAI案件で比較した記事も参考にしてください。「検索型」と「クラウドソーシング型」の違いを理解しておくと、ポートフォリオをどちらのスタイルに寄せるかも判断しやすくなります。

公開先の比較:note・Canva・GitHub Pages

ポートフォリオの置き場所に正解はありませんが、未経験者が最初に選ぶ場所としては次の3つが定番です。それぞれ得意なジャンルが異なります。

公開先向いているジャンル費用・手間ひとこと
noteライティング・企画・文章系無料・アカウント登録のみ文章と画像を混ぜて見せやすく、更新も簡単。ライティング系AI副業の第一歩に向く
Canvaデザイン・画像生成・SNS投稿系無料プランで十分ポートフォリオ専用の無料テンプレートが豊富。ドラッグ&ドロップで完成度の高い見た目を作りやすい
GitHub Pagesコーディング・自動化・プロンプトエンジニアリング系無料・多少の設定が必要ソースやプロンプトそのものを見せられるため、技術系の案件では信頼度が上がりやすい

迷った場合は、まずnoteから始めるのがおすすめです。無料で最短15分程度から公開でき、あとからCanvaやGitHub Pagesに作品を移したり、リンクを併記したりするのも簡単だからです。

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AI生成だとバレて不採用にならないための工夫

ポートフォリオ制作でAIを使うこと自体は、もはや珍しくありません。ただし「AIで作ったことを隠す」のは逆にリスクです。クラウドソーシング系の指南記事でも、AI生成の文章や画像は見破られやすいと指摘されており、隠して発覚した場合は信頼を大きく損ないます。

おすすめの対処は「隠す」のではなく「開示した上で、そこに自分の工夫を上乗せする」ことです。具体的には次のような一文をポートフォリオに添えるだけで印象が変わります。

この「開示+工夫の可視化」ができているポートフォリオは、AIを使っていないポートフォリオよりもむしろ評価されやすい傾向があります。発注者側も「AIを使いこなせる人」を探しているケースが増えているためです。

案件が取れたあとにやること

ポートフォリオを見て発注が来たら、それで終わりではありません。実案件の成果物(許可を得られる範囲で)を随時ポートフォリオに追加し、架空案件を実案件に順次差し替えていくことで、説得力はどんどん強くなっていきます。

また、実績が増えてくると「次はいくらで受けるべきか」という単価の悩みが出てきます。これは架空案件の段階では決められないことなので、AI副業の価格設定に関する記事を実案件が取れ始めたタイミングで読み返すのがおすすめです。値上げのタイミングやパッケージ化の考え方をまとめています。

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案件を探してみる
ノートPCの前でポートフォリオサイトを構築している人物のイメージイラスト。ダーク背景に紫とピンクのグラデーションが差し込む雰囲気カット

よくある質問

AIでポートフォリオを作る方法はありますか?
あります。この記事で紹介した「架空案件」の考え方に沿って、ChatGPTやClaudeで文章・構成案を、画像生成AIでビジュアルを作成し、Canvaやnoteなどの無料ツールでまとめる方法が代表的です。重要なのはAIで作った成果物をそのまま載せるのではなく、自分の工夫(プロンプト設計・修正・構成の意図)を添えて見せることです。
AIを使って稼ぐ副業は?
AIライティング、画像生成、プロンプト作成、業務自動化の代行、AIコーディング補助などが代表的なジャンルです。クラウドワークスの調査では生成AI関連の契約案件数が急増しており、単価も他ジャンルより高めに出やすい傾向があります。まずは1ジャンルに絞ってポートフォリオを作り、案件に応募するところから始めるのが現実的です。
ポートフォリオに載せてはいけないものは?
他人の著作物や許諾のないクライアント情報、実在企業を無断で「実績」として使う記載、必要以上の個人情報は避けてください。また、AI利用を一切開示せずすべて自作であるかのように見せる記載も、発覚した際の信用低下リスクが大きいため避けた方が無難です。
ポートフォリオを簡単に作る方法はありますか?
最も手軽なのはnoteです。アカウント登録だけで無料公開でき、文章と画像を混ぜて見せられます。デザイン性を重視したい場合はCanvaの無料ポートフォリオテンプレートを使うと、ドラッグ&ドロップだけで見栄えの良いページが作れます。どちらも15分〜30分程度あれば最初の1版を公開できます。

参考・出典

福朗
福朗

AI副業の実践者 / メディア運営。AIを活用した業務自動化と副業の仕組み化について発信しています。

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